国連気候変動枠組条約がQlikと連携し、 データドリブンの気候変動対策を推進

Qlikの先進的なデータ、分析、AIソリューションが、
緩和からデータに基づく即時行動へとシフトするUNFCCCを支援

June 03, 2024

2024年6月3日、オーランド - データ統合、データ分析、人工知能(AI)のグローバルリーダーであるQlik®は本日、国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) とのパートナーシップ拡大を発表しました。この連携は、気候変動交渉を加速させるUNFCCCの能力を強化し、データに基づいた行動をより重視できるようにすることを目的としています。UNFCCCは、Qlikの先進的なデータ統合・データ分析・AIソリューションを活用することで、膨大なグローバルデータをより適切に管理し、各国が気候変動政策や戦略において意欲を高めていくことを支援します。

Qlikの技術は、国境を越えて質も文脈も異なる膨大なグローバルデータを管理・調整します。この取り組みでは、UNFCCCが分析方法を改善し、有意義で実行可能な気候政策をより良く報告できるよう役立てられます。この連携は、気候変動の危機に対する理解を深めるために、AIと非構造化データを将来的に活用するための基盤となります。

今回の連携では、Qlikの高度なデータ統合、データ分析またAIソリューションを活用し、以下の活動を通じてUNFCCCの気候変動に関する取り組みを支援します。

  • データ統合: Qlikのアプリケーションは、UNFCCCのデータシステムに統合され、データへのアクセスと分析のための統一されたプラットフォームを提供します。
  • 公開ダッシュボード: インタラクティブなダッシュボードを開発し、透明で正確な気候データを一般に公開します。
  • キャパシティビルディング: データリテラシーとQlik製品の利用方法を向上させるため、UNFCCC 職員に講座を開設します。
  • AI統合: UNFCCCの分析アプリケーションに、継続的なAIとキャパシティ分析を組み込みます。

UNFCCCのデータサイエンティストであるジョアキム・バリス(Joaquim Barris)氏は次のように述べています。「Qlikと連携することで、高度なデータ統合とAI機能を活用し、気候変動対策への取り組みを大きく前進することができます。この連携により、データに基づいたより迅速な行動を実施し、気候変動データをより深く理解することが可能になります。私たちは、非構造化データを含むあらゆる種類のデータ分析におけるAIの可能性を探求することに特に期待を寄せています。Qlikはデータと分析の基盤に重点を置いており、AIの可能性を引き出す理想的なパートナーです。」

Qlikの統合により、UNFCCCの多様なデータソースを標準化する能力が強化され、よりまとまりのある包括的な気候政策を促進します。また、この連携によって、継続的な分析のための最先端のAIツールが導入され、より迅速な対応とより正確な意思決定が可能になります。

サステナビリティ / DEIB 部門 副社長およびQlik.org エグゼクティブディレクターのジュリー・ケー(Julie Kae) は次のように述べています。「私たちは、気候変動と闘うというUNFCCCの使命を支援できることを光栄に思います。当社のデータとAIソリューションを統合することで、効果的でタイムリーな気候変動政策を実施するために必要なツールをUNFCCCに提供することを目指しています。データの完全性と具体的な成果を重視する当社の姿勢は、UNFCCCの目標と完全に合致しており、有意義な気候変動対策を推進するコラボレーションの成功を期待しています。」

今後、QlikとUNFCCCのパートナーシップは、新たな気候問題に対処するため、先進的なAIとデータ技術を取り入れ、継続的に進化していくことを目指しています。今後のプロジェクトでは、非構造化データの革新的な利用法を模索し、タイムリーな気候分析をさらに強化していきます。この連携により、世界の気候政策と対策が大きく前進し、データドリブンな意思決定の重要性が強化されることが期待されます。QlikのAIソリューションがどのようにデータをビジネス成果に変えるかについての詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.qlik.com/jp

UNFCCCについて

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)とは、危険な気候変動を抑制するための協定交渉のための国連プロセスです。「気候システムに対する人間の危険な干渉」と闘うための各国間の国際環境条約です。 2015年に承認されたパリ協定は、地球温暖化を産業革命以前の水準から2℃未満に抑えることを各国に約束し、1.5℃に抑える努力を行っています。UNFCCC の締約国は、温室効果ガスのインベントリーや緩和策・適応策に関する情報など、気候変動対策に関する国別報告書の提出が義務付けられており、透明性と説明責任を高めています。測定値や文書が飛躍的に増加した結果、UNFCCCは、データとAIを活用して気候変動対策の取り組みを強化するプロセスを開始しました。高度なデータ分析とAI技術は、気候パターンの理解、将来シナリオの予測、戦略の有効性の評価に役立ちます。

Qlikについて

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国 Qlik Technologies Inc. の日本法人です。Qlikは、複雑なデータ状況を実用的なインサイトに変換し、戦略的なビジネス成果を促進します。世界40,000社以上の顧客にサービスを提供しているQlikの製品ポートフォリオは、最先端かつエンタープライズ水準のAI / 機械学習と広範なデータ品質を基盤としています。また、優れたデータ統合およびデータ統制、多様なデータソースに対応する包括的なソリューションを提供します。Qlikの直感的でリアルタイムの分析は、隠れたパターンの発見や複雑なビジネス課題の解決、新たなビジネスチャンスの獲得を支援します。さらに、実用的で高度な拡張性を備えたQlikのAI / 機械学習ツールで、適切で迅速な意思決定を可能にします。Qlikは顧客の戦略的パートナーとして、プラットフォームに依存しないテクノロジーと専門知識で、顧客の競争力を高めます。