Qlik、データ駆動型アプリケーションの 開発プラットフォームQlik Core®を発売開始

ビジュアル分析のリーダーであるQlik Technologies Inc. (本社:米国ペンシルベニア、CEO:マイク・カポネ、以下Qlik®)は、米国時間9月18日、Qlik連想エンジン(Qlik Associative Engine)を活用した新しいデータ駆動型アプリケーション開発プラットフォーム「Qlik Core」（クリック コア）の一般発売を開始しました。エンタープライズ企業におけるアナリティクスの価値が拡大する中、ビッグデータやIoTにおける課題に対する新しい革新的な答えを高度なカスタム・アナリティクスを使って生み出していく上で、開発者たちは重要な役割を果たしています。Qlik Coreは、さまざまな形のアナリティクスを通じてあらゆるビジネス・ニーズに応える開発者の取り組みを支援します。

Qlikの戦略マーケティング担当シニア・バイスプレジデント、ジェイムズ・フィッシャー（James Fisher）は次のように述べています。「昨今、開発者は最先端のIoTとビッグデータ・アプリケーションに合わせてアナリティクス製品を作成しています。開発者が実績あるアナリティクス・プラットフォーム上で新しいデータ駆動型アプリケーションを作成するための、実用的なツールやサービスの提供を通して、Qlikはイマジネーション豊かな製品を実現する力となるよう取り組んでいます」

Qlik Coreは、クラウド、Linuxの活用、コンテナ化アプローチを念頭に置いた開発者中心のモデルという形でQlik連想エンジンを実現し、さらにサポート機能として非ダッシュボード・プロジェクトに統合するためのオープンAPIとオープンソース・ライブラリが一体となっています。これによって開発者は、物理的な製造エレメントからIoT機器、流通でのサプライチェーン・タッチポイント、金融でのトランザクション・ポイントに至るまで、ネットワークの周縁部やプロセスに沿ったアナリティクス・ワークフローの中に、アナリティクスをすばやく簡単に埋め込むことができます。

Qlik Coreの主な機能は次の通りです。

• 完備されたAPI群：多種多様なアプリケーションへの統合を実現し、ビジュアライゼーション、意思決定、プロセスフロー、アラート、検索が可能となります。
• オープンソースのライブラリ群：データ読み込みのための「halyard.js」、連想エンジンとの対話のための「enigma.js」、Qlikのオープンソース・データ・ビジュアライゼーション・フレームワーク・オペレーショナル・サポートシステムを統合するための「picasso.js」、その他外部システムとリンクするためのライブラリを備えています。
• 柔軟性：セキュリティ、展開、プロビジョニング、管理など既存のアプリケーション・アーキテクチャ・エレメントと簡単に統合できます。
• クラウド対応：Dockerコンテナを通したAmazon Web Services（AWS）、Microsoft Azure、Google Cloud Platform（GCP）に対するビルトイン・サポート。
• Kubernetesによる管理機能：コンテナ化アプリケーションの実装、スケーリング、管理が行えます。

Qlik Coreは、多彩なアナリティクスの利用場面、使用環境に対応したQlikの開発者プラットフォームのポートフォリオをさらに拡大する製品です。また同じく開発者が利用できる「Qlik Analytics Platform」（クリック　アナリティクス　プラットフォーム）にはさらに多くのエンドユーザー・ビジュアライゼーション機能を搭載し、カスタム性の高い埋め込み型ビジュアル／ダッシュボード型アナリティクス・アプリケーションの実現を加速します。

Qlik Coreの一般発売に伴い、3万人を超えるQlik開発者のコミュニティ「Qlik Branch」（クリック ブランチ）のウェブサイトも再開します。Qlikでは最近スタートした「Qlik Trusted Extension Developer」（TED）プログラムとともに、開発者の包括的な体験と、拡大を続けるアナリティクスのオープンソース・コミュニティに対するサポートを充実させていきます。実用的な製品から拡張機能認定、そして開発者たちが経験を共有しともに築き上げていくコミュニティまで、発想からコンセプト、そしてアナリティクスを通じての完全なイノベーションに至るどの場面でも、Qlikは開発者のサポートを続けます。

ジェームズ・フィッシャーは次のように述べています。「どんな場面にも使える万能のアナリティクス・ツールはありません。だからこそQlikではプラットフォーム、コミュニティ、オープンソース・コンポーネントに多額の投資を行い、あらゆる使用場面、あらゆる環境においてデータの価値を引き出せる多層的な機能を実現してきたのです」