Qlik、ビッグデータ向け新製品を発表 エンタープライズ規模でのデータ処理を強化

Podium Data®の最新版発表と新製品「Qlik Associative Big Data Index」によって、データからさらなる価値の発見を可能に

September 17, 2018

ビジュアル分析のリーダーであるQlik Technologies Inc. (本社:米国ペンシルベニア州、CEO:マイク・カポネ、以下Qlik®)は、エンタープライズ規模の顧客にエンドツーエンドのデータ管理とアナリティクス・ソリューションを提供するというミッションのさらなる前進に向けて、2つの新製品をリリースすることを発表しました。今年7月に買収を発表したPodium Data®の最新版および「Qlik Associative Big Data Index」が、今月中に入手可能となる予定です。エンタープライズ規模の企業はデータの価値を十分に引き出し、ユーザーが行動や成果を加速させることを支援する必要があります。Qlikは今回の最新製品の発表によって、データソースそのものからエンドユーザーのインサイトに至るまで、エンタープライズ企業のデータ活用の効率化を積極的に推進していきます。

QlikのCTO、マイク・ポッター(Mike Potter)は次のように述べています。
「Qlikは、エンタープライズ規模でのデータ処理の強化とアナリティクスの規模拡大に懸命に取り組んでいます。今回、Podiumの最新版リリースとともに新製品であるQlik Associative Big Data Indexを発表したことは、市場への明確なシグナルとなります。顧客企業がユーザーベース全体において、データ量や組み合わせに関わらず、すべてのデータからさらに多くの価値を引き出す際に、Qlikが力になれるということです」

Qlikのエンタープライズ・データ管理担当マネージング・ディレクター、ポール・バース(Paul Barth)は次のように述べています。「入力されたローデータからインサイトへとデータを最適化することは、企業にとってビジネスを大きく変革するアドバンテージになることが明らかになってきました。データを解きほぐし、データ資産の価値をさらに高め、データを扱いやすい形にすることが、Podiumで強化された主な機能となっています」

Podium Data:スマート・データカタログの強化とインテリジェント・ルールエンジンによってアジリティが増大
最新版のPodium Data製品には、ユーザーがPodiumのスマート・データカタログから多くのインサイトを引き出して活用できる多くの新機能が含まれています。その中でも重要な2つの機能である「新型カタログモジュール」と「インテリジェント・ルールエンジン」はいずれも、データを利用するすべてのユーザーが結論に到達するまでの時間を短縮することを支援します。

  • 新型カタログモジュール
    Podiumのスマート・データカタログは、今回さらに豊富な検索機能とデータ・ドリルダウン機能を実現します。スマート・データカタログ内の「Operational(活動中)」「Quality(品質)」「Popularity(人気度)」といった新しいデータ指標は、さまざまなデータの中から情報を検索し、一覧表示し、プレビューし、選択するというEコマースのような体験を実現します。新しいカタログモジュールは、単一でもQlik製品と統合された形でも、あらゆる場所に保存されているローデータの活用を可能にし、エンタープライズ・データ管理機能を拡張して、ローデータを統制されたアナリティクス対応の情報リソースへと変貌させます。
  • インテリジェント・ルールエンジン
    オープンソースで広く使用されているルール管理システムDroolsを基にしているPodiumのコード不要でカスタマイズ性の高いルールエンジンは、受信データを分析しその結果に基づいて最適な動作を行うことができます。この機能は個人情報(PII)、PCIデータ、GDPR規制の対象となるデータなど、センシティブなデータの識別・処理に利用することも可能です。その他、カスタムスクリプトを自動的に起動する機能、通常と異なるデータパターンが発見された際にデータスチュワードに通知を送る機能も搭載しています。

今回の新リリースではさらに、JSON(JavaScript Object Notation)ファイルの取り込み、メタデータ機能の強化、データの取り込みとパブリッシングのための細かいコントロールといった機能の拡張も含まれています。
さらに詳しい情報は http://go.podiumdata.com/introducing-podium-3.4 をご覧ください。

Qlik Associative Big Data Index:ビッグデータ・アナリティクスのためのデータアナリティクス・プラットフォーム「Associative Difference®」
Qlik Associative Big Data Indexは、きわめて大規模なデータソースに対してもQlikが特許を取得した連想エンジンを使用できます。これにより、ユーザーはビッグデータ・リポジトリを自由に探索できるようになり、データは今ある場所のままで、細部までのアクセスが可能です。この統制された高パフォーマンスの連想エンジンは、ビッグデータ・リポジトリの中に展開できるため、分析に先立ってデータを別の場所に転送して前処理しておく必要がありません。Qlik Associative Big Data Indexには、次のような機能が含まれています。

  • データソースの更新に伴ってインデックスも即座に更新し、データを常に完全かつ最新の状態で表示する
  • Dockerコンテナの採用 - プラットフォームを問わず、ビッグデータ・リポジトリに固執しない分析が可能に
  • Kubernetesを使用したクラスタ全体での分散処理によって、データサイズにかかわらずパフォーマンスを最大化する

2018年4月に開催されたQlikの年次イベント「Qonnections 2018」ですでに発表されたとおり、今秋のQlik Associative Big Data Indexの最初のリリースは、サービス主導型の製品となります。この初期リリースに関心のある顧客の皆様は、各国のQlik担当者にご連絡いただくか、https://www.qlik.com/us/bi/big-dataで詳細情報をご覧ください。

クリックテック・ジャパン株式会社およびQlik Technologies Inc.について

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.の日本法人です。Qlik® は、ユーザー部門主導のビジネスインテリジェンス、ならびにデータ分析プラットフォームのリーディング・カンパニーです。オンプレミス型、クラウド型のポートフォリオを通じて、データの場所を問わず、顧客企業におけるレポーティング、セルフサービス型ビジュアル・アナリティクス、ガイデッド・アナリティクス、組み込みアナリティクスまで、幅広いデータ分析の要望に応えます。Qlik Sense®、QlikView®、Qlik® Cloudでさまざまなデータを分析することで、隠れた相関関係を探索でき、新たな洞察やアイディアが得られます。Qlikは、米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国以上でビジネスを展開し、48,000社以上のお客様にご利用いただいています。

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