Qlik、「Qlik Sense Enterprise 2.0」を発表

~セルフサービス型データ・ビジュアライゼーション、レポート、ダッシュボード、ガイデッド・アナリティックス、
組み込み型アナリティックスに至るまでの幅広い活用事例~

June 04, 2015

2015年4月27日 — テキサス州ダラス、グローバルパートナーサミット「QONNECTIONS 2015」発 ― ビジュアル分析のリーダーであるQlik®(NASDAQ: QLIK)は本日、2015年6月に発売予定である現代的なプラットフォーム型BIアプローチの同社最新リリースとなる「Qlik® Sense Enterprise 2.0」の事前発表を行いました。「Qlik Sense Enterprise」は、組織全体におけるセルフサービス型データ・ビジュアライゼーション、レポート、ダッシュボード、ガイデッド・アナリティックス、組み込み型アナリティックスに至るまでの幅広い活用事例を提供し、これらはすべて特許取得済みのQIX Associative Indexing Engineに基づいて実行されます。Qlikは、同社のグローバルパートナーサミット「Qonnections」において、セルフサービス型のデータ準備、統合レポート、および新しいビジュアライゼーションの領域における機能を発表しました。

Omnicom Media Group FranceのCIOであるビンセント・カドレ(Vincent Cadoret)氏は、次のように述べています。「Qlik SenseはBIの活用事例を拡張する可能性を秘めています。Qlik Senseは、Qlikの連想型エンジンのパワーを維持し、既存のQlikViewアプリケーションのデータモデルを再利用すると同時に、さらなるセルフサービスの可能性とストーリーテリングによって、エンドユーザーとの共同制作を拡大します。ストーリーテリングは、価値を証明するための大変興味深い機能です。この機能は、大量のデータで溺れることなくナラティブを推進します。例えば当社は、メディアの生産性に関する最新の洞察と傾向を把握するための運営委員会をクライアントと定期的に開催していますが、その委員会にQlik Senseのストーリーテリングを活用できないかと考えています。」

初にして唯一の現代的なデータ主導型エンタープライズ向け完全BIソリューション

Qlik Senseは、ビジネスに要求される信頼性、セキュリティ、ガバナンスを維持しつつ、ビジネス成長に伴うあらゆるニーズを満たすために拡張が可能です。Qlik Senseは、美しいビジュアライゼーション、個人利用のしやすさ、グループおよびチームのためのモバイル性とコラボレーション機能、エンタープライズクラスのガバナンス、組織の管理性を実現すべく、新たに構築されました。

現在のビジュアライゼーションツールはExcelユーザーにとっては使いやすいものですが、拡張可能な設計ではなく、データのガバナンスやエンタープライズクラスの管理性が欠如しています。Qlikは、独自のプラットフォームのアプローチを通じてBI市場に全く異なる視点をもたらし、「何が起きたか」だけではなく、「なぜ起きたのか」に答えられる能力と、「何が起きる可能性があるか」に関する洞察力を、あらゆるユーザーに提供します。

QlikのCTO兼プロダクト担当SVPであるアンソニー・デイトン(Anthony Deighton)は、次のように述べています。「Qlik Senseは、個人的なセルフサービスによるビジュアルデータ発見の生産性を、プロダクショングレードで企業全体にわたるBIのセキュリティ、拡張性、ガバナンス機能と組み合わせます。両方の分野から最良のものを取り入れる戦略が、高速な対話型ビジュアル分析ツールと、強力かつ大規模なプロダクションBIスタックとの間のギャップを埋めます。」

コラボレーションで広範囲での利用を推進

ビジュアライゼーションへの投資から最大の価値を引き出すためには、ユーザーが容易に分析を共有できなければなりません。Qlikによる先ごろのNPrinting買収の結果、ユーザーはコンテンツをPDFおよびPowerPoint形式で印刷またはエクスポートし、Qlik Senseで直接、洞察を共有するためのレポートをクリック一つで作成できるようになりました。

セルフサービス型のデータ準備で、洞察獲得のスピードを向上

Qlik Senseにより、ユーザーは複数のソースから複数の形式でデータを引き出して自動的にソースにリンクを貼り、データ内の隠れた関係性を発見することができます。「Smart Data Load」は、ビジュアルデータ・プロファイリングの新機能であり、シンプルな対話型ユーザーインターフェースで、さらに簡単に組織全体から一つのアプリケーションにデータを取り込めるようになります。ビジュアルデータ・ロードエディターによって、データスクリプトを必要としないこのようなクリック・アンド・ゴー・アプローチで共通タスクを容易に完了させる能力が促進されると同時に、パワーユーザーはより複雑な活用事例のためにスクリプトを活用することも可能です。

クラス最高の拡張により、さらに直感的なビジュアライゼーションと探索を実現

新機能には、「Smart Search」における自動提案機能とランキングの改善、マップの機能拡張、KPI目標、およびピボットテーブルなどが含まれます。散在するプロットにおける新しいスマートデータの表示によって、データにおけるパターンと意味を保持しつつ何十億ものデータポイントを要約することができます。
クラウドにおけるSharing and Data as a Service
ユーザーは「Qlik DataMarket」を利用して、Qlik Sense内で包括的な外部データのライブラリに直接アクセスし、自社の内部データの拡大や相互参照によってコンテキストを得ることができます。さらに利用可能な「Qlik Cloud」によって、ユーザーはQlik Senseアプリケーションを無償で最大5人のユーザーと共有できるようになります。共有するユーザーは、Qlik Sense自体をダウンロードする必要はありません。
「Qlik Sense Enterprise」は、以下をはじめとするQlikのビジュアル分析サービスポートフォリオの一部です。

  • Qlik® Analytics Platform:Qlikの基本性能によって想像できるデータ主導のアプリケーションを開発者がより簡単に構築できるよう、特別に設計されたプラットフォームです。OEMと開発者は、強力なQIXインメモリAssociative Indexing Engine上に、マッシュアップとエクステンションAPIのフル機能を備えた構築が可能です。OEMや開発者はこのプラットフォームにより、ツールベンダーによる特定の視覚化制限にとらわれることなく、どのようなものを構築する場合にもツールキットまたはオープンプラットフォームとして利用することができます。
  • Qlik® Sense Desktop:スタンドアローンでWindowsクライアントにインストールし、データの視覚化、探索、ストーリーテリング機能のための直感的なドラッグ・アンド・ドロップ型ユーザー体験を提供する、Qlikの無償版次世代データ視覚化アプリケーションです。初心者ユーザーでも、Excel文書をアプリケーションにドラッグするか、企業内で使用されている複数のデータソースをタップするだけで、利用を開始できます。個人および企業向けの無償版「Qlik Sense Desktop」は、作成できるアプリケーション数の上限とファイル共有の制限がありません。
  • Qlik® Sense Enterprise:「Qlik Sense Enterprise」は、レポート、セルフサービス型ビジュアル分析、ガイデッド・アナリティックス、組み込み型・アナリティックス、カスタム・アナリティックスなど、あらゆるビジネスインテリジェンスのニーズに対応します。「Qlik Sense Enterprise」は、妥協することなくオーディエンスに同等のサービスを提供するよう設計されています。ビジネスユーザーには必要としている直感的な体験を、開発者には無限の制作可能性を、IT部門には管理とガバナンスのための一元的な制御をそれぞれ提供します。
  • Qlik® Cloud:Qlikは、「Qlik Cloud」のサービス内容を引き続き強化しています。「Qlik Sense Cloud」では、最大5人のユーザーと無料でアプリケーションを共有できます。「Qlik Sense Charts」によって対話型のチャートを公開共有できるコラボレーション機能が拡張されるほか、「Qlik DataMarket」によってオンデマンドの外部データソースへのシームレスなアクセスが可能になります。

【クリックテック・ジャパン株式会社およびQlik Technologies Inc.について】

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.(NASDAQ証券コード:QLIK)の日本法人です。QlikTechは、データ・ディスカバリー(解の探索)分野のリーダーで、セルフサービス型のデータ・ビジュアライゼーションやガイデッド・アナリティックス(※)の製品やサービスを提供しています。世界各国で35,000顧客が当社製品やサービスを活用していて、散在する情報の中から意味を見出したり、データ同士の関連性を探索し、いろいろなアイディアへと繋がる洞察を得ています。米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国でビジネスを展開し、約1,700社のパートナーとともにお客様の事業を支援しています。