Qlik、データ・ビジュアライゼーションと分析のための開発者向けプラットフォームを発表

〜「Qlik Analytics Platform」が制限のないデータ主導アプリケーション開発のあらゆるニーズに対応〜

June 04, 2015

2015年4月27日 — テキサス州ダラス、グローバルパートナーサミット「QONNECTIONS 2015」発 ― ビジュアル分析のリーダーであるQlik®(NASDAQ: QLIK)は本日、Webマッシュアップをはじめとするカスタム・アナリティックスおよびガイデッド・アナリティックスのアプリケーション開発・作成を支援する、最新の分析プラットフォームを発表しました。「Qlik® Analytics Platform」は、データ主導のアプリケーション構築に取り組む開発者が、Qlikが備えているパフォーマンスを活用して組織の強化と差別化を図れるよう設計されています。「Qlik Analytics Platform」を利用すれば、エクストラネットおよびインターネットのサイトを通じて、パートナーや顧客向けにビジネスインテリジェンス(BI)の提供を拡大し、データを通じたコラボレーションや対話を推進することができます。
「Qlik Analytics Platform」は、次世代QIX Associative Data Indexingエンジンへの全面的なアクセスを提供しており、クエリに基づく階層型データモデルに隠された複数データソースから関係性を探索できます。QIXエンジンは、高機能なデータ圧縮およびインデックス化を提供するインメモリの列指向ストレージを利用しているため、ユーザーの質問のタイプを事前に決めずに自由なデータ探索が可能です。これにより、開発者がアプリケーション構築に要する時間だけでなく、ユーザーが回答や洞察を得るまでの時間が短縮されます。

「Qlik Analytics Platform」は、以下で構成されています。

  • QIX Associative Data Indexingエンジン
  • 現代的なモバイル対応のQlik® Senseビジュアライゼーションのライブラリ
  • マッシュアップや拡張APIを含む文書化されたオープンAPI
  • QIXエンジンへの直接的なAPIアクセス
  • バックエンド・マネジメント、ガバナンス、およびセキュリティのためのAPI
  • データモデル作成、数式構築、Qlikチャートエンジン利用のためのアプリケーションツールキット

QlikのCTO兼プロダクト担当SVPであるアンソニー・デイトン(Anthony Deighton)は、次のように述べています。「『Qlik Analytics Platform』 がサポートするビジュアライゼーションは直観的で、モバイルに対応するよう設計されており、常にコンテキストアウェアなスマートさを備えていますが、真の鍵を握っているのはQIXエンジンです。開発者は、ユーザーを既存のデータソースやデータウェアハウスに導くアプリを構築することも、ただデータをQIXにロードして強力なインデックス化技術をフルに活用し、競合製品との差別化を行うこともできます。実際、『Qlik Sense』の構築に使用したプラットフォームとAPIと同じものを、現在全世界の開発者に提供しています。」

QlikのOEMパートナーであるTagetik の共同CEOであるマニュエル・ベルチーニ(Manuel Vellutini)氏は、次のように述べています。「Tagetikは、CFOがより短時間に計画、レポート、開示を、いっそう確信を持って、リスクを軽減しつつ行えるよう支援するクラウドベースのコーポレートパフォーマンス管理ソリューションを提供しています。新しい『Qlik Analytics Platform』によって、Qlikの世界クラスの分析とセルフサービス型のビジュアライゼーションを迅速かつ直接的にTagetik Analyticsに組み込むことができました。このパートナーシップは、TageticとQlikのお客様が当社製品への投資価値を拡大できる大きなチャンスをもたらします。」

さらに開発者はオープンAPIを利用してプラットフォームを拡張し、Qlikテクノロジーを基盤としてQlik Branchでご紹介しているソリューションをはじめとする広範なエコシステムを構築できます。オープンソース・ムーブメントの一つであるQlik Branchは、大企業がウェブサイト、ビジュアライゼーション、アプリケーションなどの作成を目的として「Qlik Sense」と対話したり拡張したりするためのオープンなアクセスを提供し、コラボレーションとイノベーションを促進するものです。すべてのプロジェクトがオープンソース・ライセンスの下に共有されているため、ユーザーはプロジェクトの作成、公開、コラボレーションを行えるだけでなく、ソリューションを見つけたり、完全なソースコードを備えた拡張を無料ダウンロードしたりできます。Qlikの開発者関係担当チームも参加し、アイデアの共有や交換をサポートしています。
「Qlik Analytics Platform」は、以下をはじめとするQlikのビジュアル分析サービスポートフォリオの一部です。

  • Qlik® Analytics Platform:Qlikの基本性能によって想像できるデータ主導のアプリケーションを開発者がより簡単に構築できるよう、特別に設計されたプラットフォームです。OEMと開発者は、強力なQIXインメモリAssociative Indexing Engine上に、マッシュアップとエクステンションAPIのフル機能を備えた構築が可能です。OEMや開発者はこのプラットフォームにより、ツールベンダーによる特定の視覚化制限にとらわれることなく、どのようなものを構築する場合にもツールキットまたはオープンプラットフォームとして利用することができます。
  • Qlik® Sense Desktop:スタンドアローンでWindowsクライアントにインストールし、データの視覚化、探索、ストーリーテリング機能のための直感的なドラッグ・アンド・ドロップ型ユーザー体験を提供する、Qlikの無償版次世代データ視覚化アプリケーションです。初心者ユーザーでも、Excel文書をアプリケーションにドラッグするか、企業内で使用されている複数のデータソースをタップするだけで、利用を開始できます。個人および企業向けの無償版「Qlik Sense Desktop」は、作成できるアプリケーション数の上限とファイル共有の制限がありません。
  • Qlik® Sense Enterprise:「Qlik Sense Enterprise」は、レポート、セルフサービス型ビジュアル分析、ガイデッド・アナリティックス、組み込み型・アナリティックス、カスタム・アナリティックスなど、あらゆるビジネスインテリジェンスのニーズに対応します。「Qlik Sense Enterprise」は、妥協することなくオーディエンスに同等のサービスを提供するよう設計されています。ビジネスユーザーには必要としている直感的な体験を、開発者には無限の制作可能性を、IT部門には管理とガバナンスのための一元的な制御をそれぞれ提供します。
  • Qlik® Cloud:Qlikは、「Qlik Cloud」のサービス内容を引き続き強化しています。「Qlik Sense Cloud」では、最大5人のユーザーと無料でアプリケーションを共有できます。「Qlik Sense Charts」によって対話型のチャートを公開共有できるコラボレーション機能が拡張されるほか、「Qlik DataMarket」によってオンデマンドの外部データソースへのシームレスなアクセスが可能になります。

QlikのCMOであるリック・ジャクソン(Rick Jackson)は、次のように述べています。「Qlikは『誰でも使える分析』というビジョンを実現しました。Qlikは自由な探索を行うユーザー体験に加え、構築可能なデータ主導アプリケーションのタイプを限定しないため、Qlikとそのパートナーは市場を大きく広げることができます。」

「Qlik Analytics Platform」は2015年6月に提供開始の予定です。開発者向け価格は提供開始時に発表されます。

【クリックテック・ジャパン株式会社およびQlik Technologies Inc.について】

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.(NASDAQ証券コード:QLIK)の日本法人です。QlikTechは、データ・ディスカバリー(解の探索)分野のリーダーで、セルフサービス型のデータ・ビジュアライゼーションやガイデッド・アナリティックス(※)の製品やサービスを提供しています。世界各国で35,000顧客が当社製品やサービスを活用していて、散在する情報の中から意味を見出したり、データ同士の関連性を探索し、いろいろなアイディアへと繋がる洞察を得ています。米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国でビジネスを展開し、約1,700社のパートナーとともにお客様の事業を支援しています。