株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 辰男、略記:アシスト)とクリックテック・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジェイ・パウエル、略記:クリックテック)は、クリックテックの連想型高速インメモリBIプラットフォーム「QlikView®」が、全日本食品株式会社(本社:東京都足立区、代表取締役社長:平野 実、略記:全日食)が主要食品メーカー向けに提供するPOSデータ分析プラットフォームに採用されたことを発表します。
全日食は、小売主催として日本最大のボランタリーチェーン*「全日食チェーン」の本部として、約1,800の加盟店および提携チェーンへの商品の提供、各店舗の売り場商品管理と運営、経営に関わる指導や支援、POSや発注機の機器提供などを行っています。
*複数の独立小売事業者が連携/組織化し、商標使用や仕入れ、物流などを共同化して運営する形態
同社は、2010年9月に、顧客の購買履歴に応じた販売促進サービス「ZFSP(Zen-Nisshoku Frequent Shoppers Program)」をスタートさせました。ZFSPは、顧客が小売店で全日食メンバーズカードを提示するとレジで自動値引やポイント付与を受けられたり、店舗に設置されている端末にカードを差し込むと1人ひとりにカスタマイズされた特売チラシや割引クーポンが発行されるサービスで、現在全国550店舗で150万人(実稼働)の顧客に向けて展開されています。
ZFSPのデータは小売店だけでなく、全日食が主催する研究会の参加メーカーにも提供され、新商品の紹介やアンケートの実施などのダイレクトマーケティングに活用できる仕組みが構築されていますが、データ提供がCSVファイルで行われているため、メーカー側が分析に十分に活かしきれないという課題がありました。そこで、全日食は、データのみではなく分析環境を含むPOSデータ分析プラットフォームを提供するという新たな構想を樹立し、BIプラットフォームの検討を始めました。
システム要件となっていたコスト、レスポンス、使いやすさ、汎用性の4点を満たす製品を比較検討した結果、QlikViewが研究会の標準BIプラットフォームとして採用されました。QlikView採用の理由は次のとおりです。
全日食では、2014年7月より、研究会に参加している主要食品メーカー約60社向けにQlikViewを採用した分析プラットフォームを公開しており、各メーカーにおける、以下の効果を期待しています。
アシストによるQlikView分析画面の開発支援、ZFSP研究会のリリースに向けたパフォーマンス調査/改善支援も功を奏し、現在では、従来のCSVデータ提供だけでは実現できなかった顧客ID付レシートデータの積極的な活用がメーカー各社により行われています。また、研究会への参加企業増加に伴い、本プラットフォームの利用企業も増大しています。
今後は、小売店とメーカーへのデータの提供に加え、全国のマーチャンダイザーやスーパーバイザーに対しても高度な分析に活用できるプラットフォームとしてQlikViewを採用することを検討しています。これに先立ち、マーケティング本部でもQlikViewの活用が進んでおり、半日かかった分析が数分で対応出来るなど「データ分析業務の効率化を実現できた」という声が寄せられています。
アシストでは、クリックテックとの強固なパートナーシップを活かして、今後も全日食におけるQlikViewプラットフォームの構築、運用をトータルに支援していきます。
クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.(NASDAQ証券コード:QLIK)の日本法人です。QlikTechは、データ・ディスカバリー(解の探索)分野のリーダーで、セルフサービス型のデータ・ビジュアライゼーションやガイデッド・アナリティックス(※)の製品やサービスを提供しています。世界各国で35,000顧客が当社製品やサービスを活用していて、散在する情報の中から意味を見出したり、データ同士の関連性を探索し、いろいろなアイディアへと繋がる洞察を得ています。米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国でビジネスを展開し、約1,700社のパートナーとともにお客様の事業を支援しています。